カンボジア人はカラオケで歌うのも大好きですが、カラオケビデオをみるのも大好きです。種類も充実してます。
食堂にはだいたいテレビが設置されているのですが、よくカラオケビデオが流れています。皆、釘付けです。口閉じた方がいいよ、って感じでボーっと見入っています。テレビが見える位置の席は真っ先に埋まります。
そんなカンボジア人の気持ち、ちょっとわかります。
恥ずかしながら私、カンボジアに半年住んでてもクメール語は未だに「これいくら?」のレベルです。そんな私でも、カラオケビデオで繰り広げられるラブストーリ、コメディーなどには一喜一憂です。歌詞がまったくわからなくても楽しめるんです!
よく見かけるのがふたりの男性がひとりの女性をめぐってドラマを繰り広げる三角関係。女性がどちらの男性も選ばず、救いようのないこともしばしば。だいたい男性のどちらかが主人公です。
ラブソングはどこの国でも切ない傷心ものが多いですが、カンボジアも類に漏れず実らない恋を題材にしていることが多いです。
あと、もうひとつ定番は上京ものです。
貧困にあえぐ田舎から、病気の母に薬を買うため仕事を探して若者が上京。だが、仕事は見つからず、日雇いの仕事を転々とする辛く厳しい日々。青年はとうとう良くない仕事に手を出し、夜遊びに明け暮れ、都会の色に染まっていく・・・。
金が尽き、はっと我にかえった青年は田舎で人生を一からやり直すことを決意。いつもやさしかった母に今度は僕が親孝行を・・・と、やっと故郷にたどり着いた頃には、母はもう・・・
もう、救いようがないです。ドーンとやられます。
たまらずに、
「おい、ちょっと待て!それはあんまりだぁ〜!」
と叫んでしまうことはしょっちゅうです。ベタと言えばベタですが。
基本的に、ドラマ調のものはハッピーエンド少ない気がします。
もちろん、ハッピーになる楽しい曲もたくさんあります。
それらに欠かせないのが、バックダンサー。
カンボジア人のクメールダンスは素敵なのですが、正直、バックダンサーに今どきの動きの激しいダンスを躍らせると「ヘタクソ」の一言に尽きます。振り付け自体もどうかと思うのですが、とにかく、メンバーみんなの動きがバッラバラ。振り付けを忘れてるっぽい人すらいます。
そんなぎこちないダンスに突っ込みを入れるのが楽しいのです。
ダンスとは関係ないけど、撮影場所はここでよかったのかな?
あと、伝統的っぽさの残る歌謡曲がステージで歌われる場合、やたらとバックダンサーの数が多いです。華やかで、楽しげで、プチ舞踏会です。メインの歌手が完全に埋もれてしまうぐらい。
さて、歌手はどこにいるでしょう?
正解は、右下の禿げたおっちゃんです。
カンボジアに来た際には、食堂で流れているカラオケビデオに注目してみるのも楽しいですよ。

最後のステージは言われなきゃ誰がメインか全然わからん。
たまらんです。
深夜に独り激しく笑うみなとさんを魚たちはきっと「何がおかしーんだろーねー」って見てましたよ。
>リライトシャウトさん
おじさんのハゲ具合もたまらんでしょ?(笑)
カンボジアのカラオケビデオ、お勧めですよ。